リラックスすると力が発揮できる

プレッシャーがかかると、人はなかなか思い通りの力を発揮できないものです。
プレッシャーがかかった状態でこそ、火事場の馬鹿力のような効果を得られる場合もありますが、絵を描くことにおいては当てはまらないように思います。

追い込まれると思考が堂々巡りし、視野は狭くなります。
細かい点にとらわれ、全体の把握が難しくなります。

絵を描く時は、できるだけリラックスして心も開放したほうが、視野も広がり発想も広がります。

鉛筆デッサンでも、受験の時などはただでさえプレッシャーがかかるものです。
描いたことがないモチーフを見ると、描けるだろうか…と不安になります。
周りの子達の絵がチラッと視界に入ると、みんな自分より上手に見えます。
また、時間の制約もあるので焦りが生まれます。

普段のレッスンで自分に対して適度なプレッシャーをかけることで、
「これだけのレッスンを積んできたのだから、絶対大丈夫!」
と自信が持てるようになります。

受験当日こそ、そのプレッシャーから開放されて「気持ちを楽にして」のぞんでほしいですね。

例えば英単語のように、当日の朝に1つ2つ覚えるなんてことは、デッサンにおいてはできません。
すでにここまでの過程で実力は決まっているようなものです。

ならば、当日はできるだけリラックスして楽しくデッサンを描いたほうが、実力も発揮でき好印象な作品に仕上がります。

いよいよ受験シーズン。
リラックスして楽しみながら、最高の作品を描いてきてください。